「 牛方宿 」は 牛方が牛といっしょに寝泊りした 宿です。
険しく、気候も厳しい 山坂、谷あいの 塩の道を 背に塩俵を2俵ずつ積んだ 6、7頭の牛を、牛方は
一人で手綱をさばき歩き 夜は 牛方宿で疲れを牛とともに癒しました。 かつては、こうした牛方宿は、
塩の道・千国街道に何軒かありましたが 明治20年ころより新しい道の開通とともに役目を終え今では
この牛方宿が 唯一 昔の塩の道を自らが現在に語りかけることのできる 現存する建物として 貴重
な証しとなっています。牛方宿は 十九世紀初期の建物で 間口6間、奥行10間、当時の民家としては、
柱の太さや本数、仕組みなど極めて質の高い建物です。 平成9年に 小谷村の有形文化財となり、
その後 村が買受け 元治元年の「千国又兵衛家相図」をもとに整備復元事業を始め、平成16年に、
資料館として開館しました。 |